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コラム・エッセイ

世界一の朝食
2004/06

 私どものサイトは、事務所の営業のためということではなく、会計や税務や非営利・協同の分野の論点や情報を発信して、なるべく多くの人々や組織において議論検討するキッカケを提供するために設置運営するものです。このため難しい話や面倒な論点がところ狭しと並べてあります。そこで気軽に読めるコーナーを設置しました。紙による発信時代には我が事務所の季刊紙「ザ・バランス」では、特別コラムや雑記帳コーナーとして親しまれた記事を継承発展しようと思いますのでご期待ください。



1.世界一の朝食

 世界一の朝食という触れ込みにあこがれて泊まりがけで食べに行った。関西のKホテルであるが、砂糖をほとんど使わず食材に備わっている甘さなどを引き出した調理によるヘルシーかつこだわりのメニューが売りである。テレビでタレントらが食している料理と雰囲気が、家族と共に我が足を運ばせたものである。急な予約でチャージの最も高い部屋に泊まり、朝を迎えた。料金表では朝食のお値段は一人3千円を超えている。パリのホテルではそんな値段の朝食をとったこともあるが、我が日本ではない。はやる気持ちを抑えつつ予約の時間にダイニングルームに赴いた。決してまずくはなかった。地鳥の何とかの茹で卵、自家製の生ハム、こだわりの10種類近いジャム、特製のパンなど確かにフムフムと頷けるものの、私はふつうの食パンにイチゴジャムが欲しかったし、卵料理もサニーサイドフライッドエッグ・ベーコン添えを希望したかったが、そこには飲み物以外の何らのチョイスも無かった。満たされなかったストレスからすれば、お値段がちと高いというのが結論だった。
(坂根 利幸)


2.出雲坂根

 我が苗字は、坂根というのであるが、同姓の方々が京都と出雲に多いということは薄々知っていたが、まさか同名の駅があるとは思いもよらなかった。一昨年、我がクライアントの一つの米子医療生協の専務らに案内されたのは「出雲坂根」という立派な駅(無人)だった。松本清張の「砂の器」の原点でもある亀嵩の町の西に位置するが、出雲と広島の県境の峠にあるその駅舎の側では、坂根延命水という清水がわき出ていて、汲み上げる人々が時折訪れていた。(この話は我が事務所ニュース「ザ・バランス」の第13号に掲載されている。)
 本年5月医療生協の事務長合宿に参加した後、帰りがけに製鉄の原点の記念館(金屋子神話民族館)に誘われて、そばにある神社と共に訪れてみた。この奥出雲には「たたら」技法と呼ばれる製鉄の古法に由来する神社や記念館が数多く点在している。私が訪れた記念館の壁には、なんと「坂根長者」と書かれていた。
 推定するに、古代人の中に蹈鞴(たたら)の技法に関係した「坂根」という優れ者が居たのであろう。はたして私はその末裔なのであろうか。どちらにしても、またの機会となった。
 出雲地方の「坂根」という名前の由来を知っている方は、その情報を我がメールアドレスにいただければ大変ありがたい。
2004/06(坂根 利幸)

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