協働 公認会計士共同事務所

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「坂根利幸さんをしのぶ会」

 2017年8月7日に亡くなった、私たち協働公認会計士共同事務所の創業メンバーの一人である坂根利幸をしのぶ会を去る2017年12月16日に執り行いました。
 当日は200人余りの方々にお集まり頂き、故人を偲ぶとともに、その功績を未来に引き継ぐ想いを共に出来ました。
 遅くなりましたが、当日の様子を簡単に振り返りつつ故人への想いを記したいと思います。

1.しのぶ会当日の様子

12月の中頃という忙しい時期にもかかわらず、日本全国から200人余りの方々にお集まり頂きました。皆様ありがとうございます。
 会は発起人の方々を中心としたお別れの言葉や、写真や本人の講演の一部を使用した映像、別室での献花、といった内容で執り行いました。
 お別れの言葉を頂いた方々はいずれも故人と関係の深い方達であり、故人の果たした役割や成し遂げた業績、人となりに改めて想いを寄せることが出来ました。クライアントの経営再建の話などは、今までも故人含めて話を聴いていましたが、改めて当事者の方の話をしっかりと聴くことが出来、勉強になりました。
2時間という短い時間でのしのぶ会でしたが、お集まり頂いた皆様も、我々事務所の者達も、ひいては故人も想いを共有できる会であったと思います。
 故人は生前、「葬式やしのぶ会など不要」と言っていましたが、後に続く我々としてはこのような会を執り行うことが出来て非常によかったと思います。


2.父、坂根利幸

 父はとにかく忙しい人でした。父の世代にはよくあることなのかもしれませんが、365日働いて当たり前。また、常に様々なことを考え、考え、考える人でした。ぶつかった課題が難題であればあるほどあらゆる角度から考え、議論し、実行していました。考える、と言うことを非常に大事にしていました。今、父が同年代の頃と同じように考えられているかと言えばまだまだ不十分だと思いますが、少しでも近づき・追い越したいと思います。
 5年程前に協働を退職して一線を退いた後は、日々の散歩を日課にのんびりと過ごしており、このように急逝するとは思ってもみないことでした。亡くなって半年少し経ちますが、今でも帰宅して部屋に声を掛けると返事があるような気がしてしまいます。長い間忙しく過ごしてきた分、もっとゆっくりと過ごさせてあげたかったと思うと残念でなりません。
 
 我々の事務所のことも、家族のことも最後まで色々心配していたことと思います。父が、向こうで少しでも安心して過ごせるように、その想いを継ぎ、発展させ、次ぎに繋げていくよう日々精進努力したいと思います。後半生のライフワークであったとも言える「非営利・協同」についても考えれば考えるほど難しいですが、弛まずに追求し続けていきたいと思います。

 改めて、父と関わりのあった皆様にお礼申し上げます。
 ありがとうございました。

(坂根 哲也)

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