協働 公認会計士共同事務所

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はじめまして~一番年上の新人事務局員です

 2006年11月に「協働」に就職しました岡本と申します。

 クライアントの皆様には、ご迷惑をおかけすることもあろうかと思いますが、「全力・迅速」を心がけてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

 現在44歳ですが、税理士資格を目指して夜は専門学校に通っております。早期に資格も取得して、クライアントの皆様と「協働」に貢献したいと気持ちを新たにしているところです。

 

「協働」にたどり着くまで~今、とってもうれしいのです

 

 茨城大学で井上英夫先生(現在:金沢大学・福祉政策論教授)にお世話になり、「医療保障制度の危機(疾病と貧困の連鎖)」をテーマに勉強しまして、民医連・医療生協と出会い、「これしかない!」と事務職として就職しました。医療機関に就職してみると、診療報酬制度や医療・医学が予想以上に面白くて、勉強になりましたし、親戚や友人に医療・福祉・介護の相談に乗れるので本当によかったと思っています。(「これしかない」と就職したくせに、バブル景気に踊らされて浮気心で「ベンチャービジネス」に転職してみようと一旦退職したものの、やはり民医連・医療生協に未練が残り、別の法人に拾ってもらいました。優柔不断でしょうか。)

 そうこうしているうちに、病院の管理者として「医局運営」と「経営管理」を担当するチャンスが訪れました。はじめて簿記のテキストを手にしてみた時は、”かりかたァ? かしかたァ?”と全く意味不明でウンザリしましたが、これから管理者になるのに投げ出すわけにもいかず、必死で何回も読みました。すると”トンネルを抜ける”といいますか、ある瞬間”な~んだァ”と、突然視界が開けて理解できたつもりになれて、それ以来会計の勉強が楽しく思えるようになりました。そんな中で「協働」が担当した「民医連統一会計基準推進士」という講座にチャレンジしたところ、これが難しくて・・・ムキになって、ハマッてしまいました。

 管理職のサブスペシャリティーのつもりでしたが、40歳を目前にして「どうせ勉強するなら、それなりに自分で納得できるゴールを設定しよう」と税理士資格の取得を決心しました。ところが、これまたハマッてしまって、コツコツと2科目合格して3科目(法人税)にチャレンジしている頃に一定の転機があり「職業会計人」を目指すことにしました。

 半年の失業(やはり年齢が・・p_q )を経て、やっとこさ下町の小さな税理士事務所に就職できました。(はじめての本格的な失業を経験して分かったことは、失業は本当に社会不安を生むということでした。いくら訪ねても採用されず、“自分は社会から必要とされていない”と思うようになり、“この世から消えてしまいたい”とか“街中をブッ壊したい”とか、自暴自棄に陥りそうになりました。思い出したくない暗く辛い日々でした。(前職の仲間の暖かさが、折れそうな心を支えてくれました。改めて感謝しています。)

 この事務所では1年弱でしたが、良い経験をしました。下町の中小企業や個人事業主が、いかに苦しいか、その中でもプライドを持って頑張っていることなど、色々と学ぶことができたように思います。

 しかし、この事務所での経験から、資格取得後の自分の職業人生のビジョンも考え始めなければならないと思うようになり、根本先生に人生相談・悩み相談をお願いしたのでした。そうしたところ、坂根先生も相談に乗ってくださり、本当に「予想外」「サプライズ」で、“「協働」で修行してみるか”というお話をいただき、舞い上がって(~^^)~、二つ返事で就職のお願いをしました。

 このような経過で「協働」にたどり着くことができました。

 私を育ててくれた民医連・医療生協に寄り添って、さらに「非営利・協同」の広大なフィールドの中で研鑽できることを、緊張しつつも、幸せに思っています。

 

家庭と趣味など~親子で受験生です。

 

 妻1人と息子2人の4人家族で、床の腐った賃貸マンションで暮らしています。(床は危険な状態ですが、家賃が安いのと、お隣の独居のお婆ちゃんが素敵な方なので引っ越せません。)

 妻は民医連の看護師で日夜訪問看護で頑張っています。(家事は私も頑張ってます。)

 下の息子は小学4年生で、目下のところインターネットゲームとサッカーとソロバンに熱中しています。(ソロバン塾の皆勤記録を更新中。)

 上の息子は中学3年生で、悩み多き受験生です。ここ5年ほど受験生をしている父親として、受験の楽しさと心構えを伝授してるところです。ただ、息子と学校訪問・受験説明会に参加していますと、どこの高校も“大学受験の予備校”ばかりだし、学校が子供を“選んでやる”という姿勢は強烈だし、非常に面白くありません。子供をどのように見守り、支えられるのか、悩んでいます。

 私の趣味は、小学校のPTAソフトボールをしており、これが唯一の趣味のようです。(上手ではありませんし体も動きませんが、キャプテンをしています。地域の中で生きている実感ができて、とても楽しいのです。)それと、「協働」はゴルフを共通の趣味にしているので、私もチャレンジしようと思っています。

 

「協働」に就職して思うこと~知らなかったことだらけでワクワクです

 

 「協働」に就職する直前までいた税理士事務所では、学校で習った受験知識と経験で十分対応でき、即戦力として仕事ができました。しかし、「協働」での仕事は受験知識では歯が立ちません。「非営利・協同」の会計は、学校では全くと言って良いほど学習しないからです。ですから、毎日が新しい知識と情報との遭遇で、好奇心が刺激されてワクワクしています。

 この原稿を書いているうちに、税理士試験の4科目(消費税)の合格通知が届きました。あと1科目で資格取得になります(相続税を勉強中)。資格が取れたら本格的なスタートラインに立てる。そう思うと更にワクワクです。

2006/12(岡本 治好)

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