2024年1月に発生した石川県能登半島地震。震源地の珠洲市にはかつて原発建設計画がありました。住民の粘り強い反対運動で本計画は2003年に凍結されましたが、もし原発があったら福島第一原発事故と同じことが起きたかもしれません。
全日本民医連発行の月刊誌「いつでも元気2024年6月号」に原発建設計画当時のことや震災の状況について掲載されています。地震発生後、反対運動の中心を担った方の携帯電話に「原発に反対していただいたおかげで助かった。みなさんの闘いのおかげで西日本が救われた」という内容の留守番電話やメールが見知らぬ人からたくさん届いたそうです。
日本は唯一の戦争被爆国であるとともに、2011年には東北地震による福島第一原発事故で放射能汚染被害を経験しています。そして、今回の能登半島地震の発生…また、遠くない未来に首都直下型地震の発生が予想されています。にもかかわらず、現状、日本政府は原発の再稼働や建て替えを進めようとしています。
現実問題として脱原発は無理なのでは…と思われるかもしれませんが、日本における原発のエネルギー供給は、現在、全体の7%です。欧州では再生可能エネルギーを拡大させており、ドイツは2023年に脱原発を実現させています。
来月8月は日本に原爆が投下された月です。これ以上核(原爆投下・原発事故)よる被害を出さないために、日本に原子力発電は本当に必要なのか、本気で考えてみませんか。
2024年7月
※緊急アピール(2022年3月1日)
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